HSS型HSPが会社を辞めて幸せになった5つの理由
本記事は、約1年前に抑うつをきっかけに会社を退職し、無職になったHSS型HSPのリアルな体験をもとに作成しました。
もし今あなたが
- 今の仕事を本当にこのまま続けていいのか不安
- 転職を考えているが、やりたい仕事が見つからず現職をズルズル続けてしまっている
- どれだけ考えても正解が見つけられず、同じことをグルグルと悩み続けていて苦しい
- 会社という組織の中にいるのが嫌で会社員自体を辞めたいが、個人で稼げるほどの知識もスキルもない
このような状況であれば、この記事は必ずあなたの力になれます。
なぜなら1年前の私も、あなたと同じ状況だったからです。
私は上記の状態から、次の職場を見つけることもなく、退職せざるを得ない状況になり、意図せず無職になりました。
しかし、意図しない退職から約1年が経った今、
「あの時、あのタイミングで会社を辞めることが出来て本当に良かった!」
心の底からそう感じています!
私がなぜそう思うことが出来たのか。その理由を、実体験ベースでお伝えしていきます。
大前提、私はこの記事で「会社を辞めた方がいい」なんてことを言うつもりは全くありません。どんな人生を送るかは、全てあなた自身が決める権利を持っています。
ただ、今のまま何も行動しなければ、答えのない問いを、一生グルグル悩み続け、1年後、3年後、5年後も同じように苦しい思いをしたままかもしれません。
どうせ現状が変わらないのであれば、その中の5分だけでもこの記事を集中して読んでみませんか?
少なくともその5分間は、辛い悩みを忘れられるはずです。
そして、そのたった5分で、今後も悩み続けるかもしれない時間から解放されるとしたら‥‥
気になるところだけでもいいので読んでみてください。
苦しいのは選択肢がないから
そもそも私たちが、苦しい、辛いと感じるのはどんな時でしょうか。
結論、それは「選択肢がない」と感じた時です。
以下で詳しくみていきましょう。
選択肢がないとなぜ苦しいのか
そもそも私たちの日常は、選択の連続で成り立っています。
大学はどこを受験しようか、誰と結婚しようか、のような大きな選択もあれば、今日のご飯は何にするのか、服は白か黒か、のような小さな選択もあります。
その中で、選択肢がないと感じたらどうなるでしょうか。
例えばご飯。
Aさんはお腹をすかして家に帰りましたが、家に食材が一つもなかったので、空腹のまま過ごさなければいけません。このまま数日何も食べなければ死んでしまいます。でも当然、死にたくはないです。Aさんはどうすればいいか分からず苦しんでいます。
この話を見てあなたは、
- 食材を買いに行けばよくない?
- 外食すればいいじゃん。
- なんでそんなことで苦しんでるの?
そう思ったのではないでしょうか。
しかし、苦しいと感じている人のほとんどが、このAさんと同じ状況だといえます。
今回のケースで言うと、解決策はいくらでも存在しますが、Aさんの中に、食材を買う案も、外で食べる案も存在しませんでした。つまり選択肢がない状態だったわけです。
逆に、今日買い物に行けず何も食べれなくても、「明日買いにけばいい」という選択肢を持っているだけで、死ぬと言う不安や苦しみは無かったはずです。
事の大小はありますが、私たちがどうすればいいか分からず苦しむのは、このように選択肢がない状態だと言えます。
選択肢とはつまり『稼ぎ方』
前項でお伝えしたように、冒頭のような悩み・苦しみを抱えている人も、等しく選択肢がないことが原因だと言えます。
では今、あなたはどんな選択を迫られているのか。
- やりたいことは何か?
- どの会社に勤めるべきか?
- そもそも働く必要があるのか?
いいえ、違います。
生きていくために必要なお金をどうやって稼ぐのか。
その『稼ぎ方』の選択肢がないため、今あなたは苦しいのです。
その証拠に、
もし今あなたが生きていくのにお金が一円も必要なかったらどうしますか?
家も、食べ物も、趣味に必要な道具も全て国が用意してくれるとしたら?
きっと、何のためらいもなく会社を辞められるのではないでしょうか。
会社員であるべきという勘違い
突然ですが、こんな時あなたならどうしますか?
- 今の会社を続けたくない
- 他にやりたい仕事があるかもしれない
- 今よりも収入を上げたい
あなたは今、「転職」を想像したのではないでしょうか。
一年前の私もそうでした。
これは別に悪いことでもなく、むしろ普通の発想です。
なぜなら私たち日本人は、小さい頃から「いい会社に入った方が安定して幸せ」という考えを、義務教育の中で植え付けられているからです。
ただ問題なのは、ほとんどの人が「会社員がいい」のではなく、「会社員であるべき」と勘違いしている点です。
これにより、「会社員でないとダメ」という価値観が強くなってしまい、会社員以外の選択肢を消してしまっている状態です。
つまり、前項の『稼ぎ方』という意味では、会社員以外の選択肢を知らない状態です。
逆に言えば、他の稼ぎ方を知ることができれば、今あなたの頭の中でグルグルしている悩みはすっと消え、その不安は安心に変わります。
私の場合、その稼ぎ方を知るためのきっかけになったのが「無職」だったわけです。
会社員を辞めて幸せになれた理由
ここまで読んでいただいた方は、「選択肢」が私たちの悩みを解消するために重要であることが分かっていただけたかと思います。
とは言え
「会社員を辞めたことでなぜ選択肢(稼ぎ方)が増えた?」
「むしろ稼げてないんだから現状は悪くなってるでしょ」
そんな声が聞こえてきそうです。
ここからは、私がなぜ無職になって幸せになれたのか。その理由を紹介していきます。
正直、私の場合は自分で無職を選択肢した訳ではないので、結果論に聞こえるかもしれません。
ただ、私だからではなく、誰でも実現できる再現性のあるものだと思っています!
①会社員以外の稼ぎ方を知ることができた
察しのいい方はお気づきかもしれませんが、これが一番の理由です。
後述しますが、私は仕事を辞めたことで、関わる人がそれまでと大きく変化しました。
その中で、会社員以外の稼ぎ方をしている人ともたくさん出会いました。
- 会社の社長さん
- 個人で農家をしている人
- バイトをしながら目標の達成に向けて勉強している人
バイトはちょっと‥‥と感じる人もいるかもしれませんが、バイトも立派な「稼ぎ方」の選択肢です。
なぜなら、バイトで得た収入でも十分生きていくことが出来るからです。
私も最初はバイトに抵抗がありました。
ただ、「バイトでも生きていける」と気づいた時、心の重荷を降ろせた気がして、とても気分が軽くなったのを覚えています!
②行動しやすくなった
「明日仕事だしやめとこうかな‥」
会社員なら一度は、こんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。
仕事は、生きていく上で必要なお金を稼ぐ「手段」であるにも関わらず、知らないうちに私たちから楽しみや生きがいを奪っていることがあります。
上記がまさにいい例です。
無職になると、勤務中の時間はもちろん、上記のような勤務時間外で無意識に感じているストレスも減り、行動がしやすくなりました。
また、今までスケジュール的に行けなかった場所や、できなかったことが出来るようになったり、休みが合わせられず会えていなかった友人と会うこともできました。
無職になって改めて、意外な場面でも仕事のストレスを受けていることに気付けました!
③新しい出会いが増えた
前項の理由で、会社員時代よりもアクティブに動けるようになったことで、必然的に新しい出会いも増えました。
また、無職になったことを知った友人から起業の誘いがきたり、働き口の紹介をされたりしました。
私の場合は、友人の紹介でたまたま「援農」に出会い、今ではこの援農がライフサイクルの主軸になっています。
他にも、今まで予定が合わなかった友人と会えたことで、経営者の方と繋がり、今でもその方から仕事をもらったりしています。
- 仕事を続けていたら出会えたであろう人
- 無職になったことで出会えた人
たった一年ではありますが、純粋な数ではもちろん、今後の人生において、後者の方が圧倒的に価値のある出会いだったと断言できます。
HSPとしては「新しい出会い」と聞くと、ドキッとするかもしれませんが、必ずしも人との出会いとは限りません。
知識や経験との出会いも、新しい出会いの一つです。
④やりたくないことをやらなくてよくなった
「この仕事やりたくないな‥‥」と思った経験、あなたも一度はあるのではないでしょうか。
- 社内の人への無理なお願い
- お客様からのクレーム対応
- なぜ必要かも分からない報告書
- 本心では良いと思っていない商品の営業
このように、私もやりたくない仕事はたくさんありましたが、与えられた仕事はやらなくてはいけないのが会社員でした。
特にHSP気質の私にとって、 ①・②のような対人間の仕事はストレスも多く、本当に心苦しく、逃げ出したいこともありました。
しかし、会社員を辞めたことで、少なくともこのような「やりたくないこと」は、やらない選択ができるようになりました。
この記事を読んでいるあなたは、「自分のやりたいことが分からない」そんな悩みを抱えている人だと思います。
しかし、そんなあなたでも、「自分のやりたくないこと」は分かるのではないでしょうか。
決して、やりたいことばかりやった方がいいなんて言いません。
ただ、やりたくないことをやるほど、私たちの人生は長くありません。
「やりたくないことはやらない」
この選択ができるだけで、私たちの幸福度はぐんっと上がります。
やりたくないことをやらないと決めると、自分の好きなことが少しずつ見えてきたりします!
⑤生活水準が下がった
生活水準と言われると、高い方が良いイメージがあると思いますが、必ずしもそうとは限りません。
退職直後、誰しも心配になるのがお金の問題。
当然私もそうでした。
それに伴い、生活費を見直し、普段からお金を使わないような生活になリました。
そこで初めて、「そんなお金を使わなくても生活できるじゃん」と気付き、生活水準を下げることができました、
もちろん、最低限の生活費は必要で、全く我慢してないと言ったら嘘にはなりますが、しっかり無駄を省けば、低ストレスで生活することはできます。
同時に、少ない生活費が透明になったことで、お金の不安も自然と消えていきました。
会社員のままでは、どれだけ収入を増やしても、生活水準が下がるどころか上がっていた可能性まであるので、いつまでもお金の不安が付き纏っていたんだろうなと思います。
私の場合は、援農で農家さんとの関わりができたため、食費をより抑えることがきたのも良かったです!
まとめ
以上、
- 今あなたが辛い原因
- どうすれば今の状態から抜け出せるのか
- HSS型HSPが会社を辞めて幸せになれた理由
について解説してきました
人は環境に順応する生き物です。
私がそうだった様に、無職になっても生きていく手段は必ず見つかります。
今、「仕事が嫌だけどどうしたらいいか分からない」という方も、会社を辞めても問題なく生きていける、ということだけは頭の片隅に入れていただければと思います。
そして、「辛いな」と感じたときは、一歩引いて自分を見たり、周り友人に相談してみたりと、他の選択肢を探してみるのもいいかなと思います。
当ブログでは、社会に生きづらさを感じている人が、自分らしく生きられるためのヒントを発信しています。
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